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Claude Code Modsの有力OSS紹介と、入れる前に知っておきたい権限の話

堀田AIエンジニア

Claude Code Modsは、公開から1週間、盛り上がりを見せています。見た目を変えるだけのネタ系から、危険なコマンドに「発射コード」を要求する実用系まで幅広くあります。ただ、Modsはユーザー権限のまま、サンドボックスなしで動きます。そのため社内で使う場合は、どれを入れるかより先に「どう配るか」を決めておいたほうがよいでしょう。

見た目をカスタマイズできるのが、Modsのいいところです。「プロンプトの上に課金メーターが出る」「テストを直すとボスにダメージが入る」など、これまでメッセージの裏側で静かに動いていたhooksとは全く違う感覚です。エンジニアとしては腕の見せ所ですね。

Modsとは:これまでのhooksと何が違うか

Modsは、米国時間2026年10月1日のv2.1.287で入った機能です。中身はJavaScriptまたはTypeScriptのイベントハンドラのようです。ビルドは不要で、.ts をそのまま置けば読み込まれます。

Mod(モッド)というと、PCゲームの改造ツールを思い浮かべる人も多いでしょう。Modの特徴を挙げると、

  • サードパーティ製(公式ではなく他のプレイヤーが作ったものを使う)
  • 見た目の変更や、機能の追加が可能で、好きなものを選んで追加していく
  • ゲームの外で使うツールではなく、ゲーム本体を拡張する

というところでしょうか。Claude Code Modsも同様で、Claude Code CLIや、デスクトップアプリそのものの体験を変えることができます。わざわざMCPで外部ツール連携して開き直したりしなくてよくなる可能性があります。

公式ドキュメントにある、従来のhooks(settings.jsonに書くもの)との比較は次の通りです。

項目 Mods settings.json の hooks
動く場所 Claude Codeのプロセス内(関数として) 外部(shell / HTTP / prompt)
変えられるもの ツール呼び出し・プロンプト・コマンド・ターン・画面描画 許可判定・引数と結果・コンテキスト追加
画面への描画 できる できない
書く言語 JS / TS スクリプト + settings.json

描画できる場所は、右サイドバーのpane、プロンプト上のband、プロンプト下のstatus line、右上のtoastなどです。「どこに何を出すか」をカスタマイズできるということですね。

入れる前のセキュリティチェック

modはユーザー権限のまま動くので、入れる前に最低限これだけは見ておきたいところです。

  1. READMEやカタログで、何を読み書きし、どこに送信するかを確認する
  2. リポジトリをcloneして claude plugin validate <dir> を実行し、hooks: 行(どのイベントに割り込むか)と calls: 行(ファイル・プロセス・HTTPなど、どのAPIを呼ぶか)を読む
  3. calls: に心当たりのないHTTP送信やプロセス起動があれば入れない
  4. 入れるときはコミットSHAで固定し、マーケットプレイスの自動更新はOFF(既定)のままにする

APIの使い方を静的に読み取れないmodは、Claude Code側が読み込みを拒否するようです。逆に言えば、validate の出力に全部出てくるはずなので、ここを読むのが一番手っ取り早いと思います。

有力なOSSの紹介

公開から1週間で、個人のリポジトリもかなり増えています。その中から、目的別に4つ選びました。スター数は2026年10月8日時点のものです。

名前 何ができるか スター URL
claude-code-playground(mods) AnthropicのDevRelチームによるサンプル3種 144 https://github.com/anthropics/claude-code-playground/tree/main/claude-code/mods
claude-image-view 貼り付けた画像のサムネイルをプロンプトの上に表示 162 https://github.com/jarrodwatts/claude-image-view
hamzafer/claude-code-mods コンテキスト残量バーやガードなどの詰め合わせ 141 https://github.com/hamzafer/claude-code-mods
awesome-claude-code-mods 公開されているmodのカタログ 322 https://github.com/karanb192/awesome-claude-code-mods

claude-code-playground(Anthropic DevRelのサンプル)

リポジトリ: https://github.com/anthropics/claude-code-playground/tree/main/claude-code/mods

AnthropicのDevRelチームが、Claude Codeの設定例やデモを置いているリポジトリです。claude-code/mods に、危険なコマンドを止めて影響範囲を見せる blast-radius、直前のターンの編集を1つずつ見返せる replay-theater、コンテキストの残りを天気予報風に出す token-weather の3つがあります。READMEには「公式製品ではない」「サポートなし」と書かれているので、書き方の参考として読むのがよさそうです。

token-weatherを読み込んだClaude Code。プロンプトの上に「Clear 7% of context 69.5k / 1M」とコンテキストの使用状況が1行で表示されている

token-weatherを読み込んだClaude Code。プロンプトの上に「Clear 7% of context 69.5k / 1M」とコンテキストの使用状況が1行で表示されている

blast-radiusを読み込んだClaude Code。rm -rfの実行が保留され、削除される13ファイル(約52KB)の一覧が黄色い枠で表示されている

blast-radiusを読み込んだClaude Code。rm -rfの実行が保留され、削除される13ファイル(約52KB)の一覧が黄色い枠で表示されている

claude-image-view

リポジトリ: https://github.com/jarrodwatts/claude-image-view

プロンプトに画像を貼ると [Image #1] という文字しか出ない問題を、サムネイル表示で解決してくれるmodです。地味ですが、スクリーンショットを何枚も貼ってやり取りする人には一番効くかと思います。READMEのSecurity欄に「ネットワーク通信なし、ファイル書き込みなし」と明記されていて、入れる前の確認もしやすいです。

ただし、画像を描画するにはGhosttyやkittyのような、kitty graphics protocolに対応したターミナルが必要です。対応していないターミナルで試したところ、枠は出るものの中身は [Image #1] の文字のままでした。

対応していないターミナルでclaude-image-viewを動かした様子。プロンプトの上に枠が2つ出ているが、中身は画像ではなく「[Image #1]」「[Image #2]」という文字になっている

対応していないターミナルでclaude-image-viewを動かした様子。プロンプトの上に枠が2つ出ているが、中身は画像ではなく「[Image #1]」「[Image #2]」という文字になっている

hamzafer/claude-code-mods

リポジトリ: https://github.com/hamzafer/claude-code-mods

コンテキストの使用量を色分けしたバーで出す context-bar、rm -rf を保留して消えるファイルを一覧にする blast-radius、編集中のMarkdownをプレビューする md-preview など、23種類が1つのマーケットプレイスにまとまっています。Spotifyの再生中の曲やYouTube Shortsを出すようなネタ系も混ざっているので、必要なものだけ選んで入れる形になるでしょう。

context-barを試してみると、システムプロンプト・ツール定義・MCP・スキル・会話履歴などが、それぞれコンテキストをどれだけ使っているかが色分けで出ました。/context を打たなくても常に見えているのは、地味に便利です。

context-barを読み込んだClaude Code。プロンプトの上に、コンテキストの使用量(83k / 1M、8%)と、system prompt・system tools・skills・messagesなどの内訳が色分けのバーで表示されている

context-barを読み込んだClaude Code。プロンプトの上に、コンテキストの使用量(83k / 1M、8%)と、system prompt・system tools・skills・messagesなどの内訳が色分けのバーで表示されている

awesome-claude-code-mods

リポジトリ: https://github.com/karanb192/awesome-claude-code-mods
カタログサイト: https://mods.aidojo.si/

これはmodではなく、GitHub上の公開modをまとめたカタログです。10月6日時点で2,692件を走査していて、それぞれのmodが何を読み書きし、何を実行し、どこへ通信するかを validate の結果として記録しています。このうち、ファイル書き込みやプロセス実行をするものは1,373件、ネットワーク通信をするものは327件ありました。自分でもチェックする必要はありますが、探すときはまずここから見るのがよいと思います。

awesome-claude-code-modsのカタログサイト。各modの説明の横に、読み書き・プロセス実行・通信などのアクセス範囲が表示されている

awesome-claude-code-modsのカタログサイト。各modの説明の横に、読み書き・プロセス実行・通信などのアクセス範囲が表示されている

おまけ:token-weatherをアレンジしてみた

自分はtoken-weatherをアレンジして、毛糸玉を追う猫のアニメーションをつけました。

token-weatherをアレンジしたmod。プロンプトの上に、毛糸玉を追う猫のアニメーションとコンテキスト使用率18%が表示されている

token-weatherをアレンジしたmod。プロンプトの上に、毛糸玉を追う猫のアニメーションとコンテキスト使用率18%が表示されている

まとめ

  • ModsはJS / TSで書くプラグインで、従来のhooksと違って画面に描画でき、ツール呼び出しやプロンプトを書き換えられる
  • 公開1週間で、画像のサムネイル表示、危険コマンドのガード、コンテキスト残量バー、modのカタログなどのOSSが出てきている
  • Modsはユーザー権限のままサンドボックスなしで動くので、セキュリティチェックは必須

参考

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